表2 第2世代抗ヒスタミン薬の特徴(第1世代と比較して)

[1]中枢抑制,抗コリン作用などの副作用が少ない。
[2]全般改善度はよい。
[3]鼻閉に対する効果がややよい。
[4]効果の発現が遅いが*,持続が長い。
[5]連用により改善率が上昇する。

*比較的即効性はあるものの,通年性アレルギー性鼻炎での臨床試験で,充分な効果を得るのに2週間程度を要する。亢進した過敏性を単独治療で抑制するのに必要な期間と考えられる。

(鼻アレルギー診療ガイドライン-通年性鼻炎と花粉症-2009年版(改訂第6版).鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会/作成,東京, ライフ・サイエンス,2008より引用)