表2 不眠症のタイプによる睡眠薬・抗不安薬の選び方

 
入眠障害
(超短時間型,短時間型)
中途覚醒,早朝覚醒
(中時間型,長時間型)
神経症的傾向が弱い場合
脱力・ふらつきが出やすい場合
(抗不安作用・筋弛緩作用が弱い薬剤)
ゾルピデム
ゾピクロン
クアゼパム
神経症的傾向が強い場合
肩こりなどを伴う場合
(抗不安作用・筋弛緩作用を持つ薬剤)
トリアゾラム
ブロチゾラム
エチゾラム など
フルニトラゼパム
ニトラゼパム
エスタゾラム など
腎機能障害,肝機能障害がある場合
(代謝産物が活性を持たない薬剤)
ロルメタゼパム ロラゼパム

(睡眠障害の対応と治療ガイドライン.内山 真/編,東京,じほう,2002,p104より転載)