表8 重症度に応じた花粉症に対する治療法の選択

重症度

初期治療

軽症
中等症
重症・最重症
病型
くしゃみ・鼻漏型
鼻閉型または鼻閉を主とする充全型
くしゃみ・鼻漏型
鼻閉型または鼻閉を主とする充全型
治療
[1]第2世代抗ヒスタミン薬
[2]遊離抑制薬
[3]Th2サイトカイン阻害薬
[4]抗LTs薬
[5]抗PGD2・TXA2

[1],[2],[3],[4],[5]のいずれか
1つ。
[1]第2世代抗ヒスタミン薬
[2]鼻噴霧用
ステロイド薬





[1]と点眼薬で治療を開始し,必要に応じて[2]を追加。


第2世代抗ヒスタミン薬
 +
鼻噴霧用
ステロイド薬
抗LTs薬
 +
鼻噴霧用ステロイド薬
 +
第2世代抗ヒスタミン薬
鼻噴霧用ステロイド薬
 +
第2世代抗ヒスタミン薬
鼻噴霧用ステロイド薬
 +
抗LTs薬
 +
第2世代抗ヒスタミン薬


必要に応じて点鼻用血管収縮薬を治療開始時の7〜10日間に限って用いる。
鼻閉が特に強い症例では経口ステロイド薬4〜7日間処方で治療開始することもある。
点眼用抗ヒスタミン薬または遊離抑制薬
点眼用抗ヒスタミン薬,遊離抑制薬またはステロイド薬
 
鼻閉型で鼻腔形態異常を伴う症例では手術
特異的免疫療法
抗原除去・回避

(鼻アレルギー診療ガイドライン-通年性鼻炎と花粉症-2009年版(改訂第6版).鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会/作成,東京, ライフ・サイエンス,2008より引用)