表1 本邦における抗リウマチ薬の分類と有効性

分類
薬剤(商品名)
有効率
抗リウマチ作用
効果発現
骨破壊進行抑制効果
免疫抑制作用
strong DMARDs
金チオリンゴ酸ナトリウム
(シオゾール)
約40%以上の有効率
(-)
ブシラミン(リマチル) ≧中等度善:40% ACR20:48%
(-)
D-ペニシラミン
(メタルカプターゼ)
≧中等度善:65%(300〜600mg/日)
(-)
メトトレキサート
(リウマトレックス)
≧中等度善:60%(6mg)
                64%(9mg)
サラゾスルファピリジン
(アザルフィジンEN)
≧中等度善:58%
速〜中
(-)
レフルノミド(アラバ) ACR20:52.6%
タクロリムス(プログラフ) ACR20:49%  ACR50:27.5%
No date
イグラチモド(ケアラム,コルベット) ACR20:53.4〜62.5%
(-)
mild DMARDs
オーラノフィン(リドーラ) ≧中等度善:40%
No date
(-)
アクタリット(オークル,モーバー) ≧中等度善:37%
No date
(-)
ロベンザリット(カルフェニール) ≧中等度善:33%
No date
(-)
ミゾリビン(プレディニン) 全般的改善度≧改善:24%
No date

(鈴木康夫,諏訪昭,若林孝幸:関節リウマチ診療の進歩 抗リウマチ薬の選び方と使用法のコツ.日本医師会雑誌, 135: 1057-1062, 2006より改変引用)