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薬効で探す(医療用薬)

薬効で探す(医療用薬) 検索結果:20件

内分泌・代謝系 > 糖尿病治療薬GLP-1受容体作動薬
解説文: 糖尿病治療薬
●糖尿病治療薬
2型糖尿病の新たな治療薬としてインクレチン関連薬が注目されている。
「インクレチン」とは食事の摂取に伴い消化管から分泌され,膵β細胞に作用してインスリン分泌を促進するホルモンであり,現在までにGLP-1とGIPが知られている。
インクレチンは正常以下の血糖値ではインスリン分泌を促進しない(グルコース濃度依存性のインスリン分泌促進作用)ことから単独では低血糖をきたしにくい という特長を有する。また,膵β細胞の増加(GLP-1,GIP),膵α細胞のグルカゴン分泌抑制(GLP-1),中枢を介した食欲の抑制(GLP-1),糖や脂肪酸の脂肪組織への取り込み促進(GIP),骨量増加(GIP)といった膵・膵外作用もあるといわれている。
しかし,インクレチンはDPP-4(酵素)によって速やかに分解され失活してしまうためその作用は持続しない。
そこで,この酵素の働きを阻害し内因性インクレチンの作用を増強する「DPP-4阻害薬」やGLP-1受容体を活性化してGLP-1同様の生理活性を示す「GLP-1受容体作動薬」が開発され,日本でも承認・薬価収載されつつある。
これらインクレチン関連薬について,日本人における臨床データの蓄積や長期使用における安全性の評価が待たれる。

 ※GLP-1:glucagon-like peptide-1
 ※GIP:glucose-dependent insulinotropic polypeptide
 ※DPP-4:dipeptidyl peptidase-4

参考文献
矢部大介,清野裕:インクレチンに基づいた2型糖尿病治療の可能性 我が国におけるインクレチン関連薬の可能性と問題点.International Review of Diabetes,1:142-145,2009.
濱崎暁洋,稲垣暢也:インクレチンシステムとDPP-4阻害薬.医薬ジャーナル,45:2822-2828,2009.
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添付文書比較 商品名 一般名
剤型写真 包装写真 製薬会社
薬価*(円)
薬効分類
ゾルトファイ配合注フレックスタッチ インスリン デグルデク(遺伝子組換え)/リラグルチド(遺伝子組換え)
4,847円
ソリクア配合注ソロスター インスリングラルギン(遺伝子組換え)/リキシセナチド
5,506円
バイエッタ皮下注5μgペン300 300μg(5μg) エキセナチド
8,772円
バイエッタ皮下注10μgペン300 300μg(10μg) エキセナチド
8,772円
オゼンピック皮下注1.0mgSD 1mg0.5mL セマグルチド(遺伝子組換え)
5,504円
リベルサス錠7mg セマグルチド(遺伝子組換え)
325.7円
オゼンピック皮下注2mg 1.5mL セマグルチド(遺伝子組換え)
11,008円
リベルサス錠14mg セマグルチド(遺伝子組換え)
488.5円
リベルサス錠3mg セマグルチド(遺伝子組換え)
139.6円
オゼンピック皮下注0.5mgSD 0.5mL セマグルチド(遺伝子組換え)
2,752円
  • * 一般薬(OTC)の場合はメーカー希望小売価格
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